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樹木調査隊

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No.8

クスとダニの店子関係
 
6月、クスノキの葉が落ちます。クスノキは新しい葉が出た後に古い葉っぱを落とします。クスノキの葉を良く見ると葉脈の分岐部は少し膨らんでいます。葉の裏からみると少し凹んでいて、袋状になっています。それをダニ室といいます。ダニ室には時々ダニがいますが、そのダニの種類はハダニなどを食べる捕食性のカブリダニです。クスノキはダニ室をつくって捕食性のダニに棲処を提供し、その代わりにハダニなどがつくのを防いでもらっているのではないかと考えられています。
新築物件ができると築1年の部屋はお払い箱です。今ピカピカのクスノキの葉っぱは入居者募集中です。ちなみにダニ室はサンゴジュなどにもあります。居心地の良い部屋が見つかるかもしれませんよ。

(苗)会報No.22より
壁を飲み込む木

  木の大きさにあわせてブロック塀をを作ったようですが、数年して木は大きくなりました。幹は塀に接し、形成層はつぶされて傷つきます。木は塀と樹皮がこすれて傷つくのを防ぐため急いで壁を飲みこもうとしています。しかし完全に飲み込めるはずも無く、木にとって大きな壁(障害)になっています。こうなってしまうと塀の方も簡単には外せなくなってしまいます。木の成長に合わせて塀をはずすとか、木の周りだけは簡易な塀にして隙間を少しずつ広げられるようにしていたら、木も人も苦労しなくてすんだでしょう。木が大きくなるという当然のことを予想しないで構造物を作ると、木も困りますが、結局は人も困ることになります。今ではなく何十年後の姿を想像してみることが大切だと思います。(苗)
会報No.24より
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